今まで休暇のお知らせくらいで、ほぼ機能していなかったこちらのページですが、突然とても文章が書きたくなり、ブログとして活用していくことにしました。
今日、ある本を探して本棚を散らかしていたら、
「さきちゃんたちの夜」というよしもとばななさんの短編小説を見つけました。
おそらく日本で買って飛行機で読んだきりなのか・・・まったく内容を覚えていないので(飛行機で本を読むと、酸欠ぎみなのかほとんど内容を覚えていません)
あらためて読んでみたところ。
「なにかにいつのまにか賭けて没頭することができるのは、なによりすばらしいことだ。
でも、そのことで体を壊したり、疲れてしまったり、自分の人生がなくなってしまったり、不安になるようだったら、
それは間違っているし長くは続かない。」
という文章に、ググ〜っ!!と心掴まれました。
これ、ほんとうに、つくづくそうだなって思うのです。
社会人として、何かを成し遂げようとしたり、どこかに一直線に向かって走って行くことはとてもすばらしいことですね。
もしくは、夫や妻やパートナーに賭けて全力で支えてゆくというのも、同じかもしれません。
ただ、それと、身体の感覚や細胞レベルで「しあわせだぁぁ〜〜」とか「気持ちがいい」って感じる事は、まったく別の事ですよね。
その、身体&細胞感覚をあまりにも無視して目的だけに突き進んでしまうと、あとで自らの身体にしわよせがくるのだと思います。
そして身体の感覚は、無視すればするほど鈍り、いま自分の身体がどのような状況か実感として分からなくなります。
いつでも、自分の身体や細胞の反応を意識して、対話しながら。
もちろん生きてるうち、どうしても走らなきゃいけない時や無視できない、対処しなくてはいけない事は山ほど沢山あるけれど・・・
自分の身体がどう反応するかを、常に感じて
身体感覚や細胞レベルでの「しあわせだぁ〜〜」を手放さずに生きて行く事は、ほんとうに大切だと感じています。